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projects

Shimada Group Rebranding

overview

Engaged in the Shimada group rebranding project including concept, brand website, and recruiting website renewal, owned media development and so on. We were assigned from the relation of making websites for some of their services and group company. The project was carried out in the middle of covid 90 quarantining term. There was difficulty of online communication but also had a good aspect of having deeper discussion due to the easy contacting as well.

シマダグループ株式会社のコンセプト改訂、ブランドサイト、採用サイトのリニューアル、そしてオウンドメディアの開発など、シマダグループのリブランディングに従事させていただいた。「Bar hotel 箱根香山」「うみのホテル」「シマダアセットパートナーズ」をweb制作したご縁で、同サービスを集約する本丸の制作をお任せいただくに至った。コロナ禍におけるブランディングデザインは、対面の重要性を感じながらも、オンラインだからこそ可能な「つながる容易さ」による濃密なコミュニケーションを実感したプロジェクトでもあった。

goal

- concept development
- web site design
- shooting management
- owned media development

- コンセプト開発
- webサイトのデザイン
- 撮影マネジメント
- オウンドメディア設計

idea

The mission was to clarify their core message being vague due to the variety of their works they’ve done. Shimada group is the group of diversity. And they continue developing the business with the core message of “ONLY ONE”. We had to rethink of this message to make a strong one concept that bundle up all the rebranding projects. To put this into practice, we deeply interviewed the staff in charge and learned the whole history and thoughts and all the other things they treasure. And we noticed that their business covers all the life stage of one’s life. Since the childhood to their later years. So what Shimada group is making is not just buildings or a service, they are creating a nice time that customers spend in their building or through their services. The renewal concept was defined as “creating your life story”. Due to this concept the corporate website described the business by the timeline of one’s life. And to show the nice time that can be spend we used the short movies instead of the photograph.

多角的ゆえの”ぼんやり”を解消せよ。
シマダグループ株式会社は多様性そのもの。建築事業を主軸としながら、そのノウハウを住宅からホテルへ、ホテルから飲食店へ拡げ、さらには、その中のサービスも開発していく。そうして産まれた介護事業や、旅行事業をはじめ、2021年には酒蔵を買収し、日本酒の事業も始めるなどアメーバのように有機的に成長を続けた。

このように多角的な事業展開を続けるシマダグループを、
集約するメッセージを「オンリーワン」と置いていた。

Webを改修するにあたって一気通貫したコンセプトを得るため、このメッセージを見つめ直す必要があった。オンリーワンは、便利なワードでなんにでも適用できる。だからこそ「ぼんやり」してしまう。オンリーワンでは言い表せないはずの、本質ってなんだろう?
それを探すため、ご担当者から徹底的にヒアリングをさせてもらった。

そこで垣間見る企業の姿は、大変共感するものであり、尊敬に値する姿勢だった。
利益を優先することよりも大切なことが芯にあった。その価値を伝えたい。
試行錯誤を重ねるなか、ふと各グループが提供しているサービスを、時系列に並べてみた。

すると、誰かの人生すべてをカバーしていることに気づいた。
小さなときから、おじいちゃんおばあちゃんになるまで、
人生時間によりそって事業を展開している。

つまりシマダグループは、物理的な箱を作っているのではなく、またそのなかに入るサービスを便宜的に作っているのではなく、その箱を使う人、サービスを利用する人の、いい時間を創出する人たちなのだ。

この発見から、シマダグループを「いい時間をつくる会社」と定義した。

このコンセプトは、クライアントに新しい視野を開いた。
シマダグループはなぜオンリーワンなのか。
人生におけるあらゆるシーンにおいて、いい時間を作り出す会社だからだ。

デザインはコンセプトに寄り添い、グループ会社のwebサイトにありがちな、事業別やシーン別による紹介ではなく、時間軸に沿っての事業紹介というユニークな建て付けを開発。そして時間を感じるために、静止画ではなく映像を用いることで、閲覧する方への丁寧なコミュニケーションをこころがけた。

このプロジェクトは、コロナ禍の真っ最中に進行したため、すべてがオンラインで行われた。オンラインミーティングだからできる融通や、広義に渡るディスカッション。そして、担当者もセッションを通して、新たな気づきを得て、よりよくなっていく。

このプロジェクトにおける重要なポイントは、両者の忌憚のない活発な議論ができたことによる。わざわざ訪れること、物理的心理的な負荷を軽減できたからこそ、濃密なコミュニケーションができた。この点はコロナ禍の功名といえる。

team

creative director : kiyoshi ishii , terminal Inc.
planner : mizuki abe , terminal Inc.
art director : yoshio nakada , terminal Inc.
designer : wakai chihiro / yuki shikaze , terminal Inc.
producer : yasuko isochi , terminal Inc.
writer : mitsuharu yamamura , BOOK LUCK
hair&make up : maika tomari , konel inc.
photographer : noriyuki edamatsu

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